こんにちは、データ統括部BIグループ所属のtakahideです。
本記事では、BIグループで取り組んでいる全社的なデータ活用に関してご紹介します。
この記事を通して、少しでも「社内のデータ活用を進めたい」と思っている方のお役に立てたら幸いです。
※Timee Advent Calendar2023の12月18日分の記事です。
課題感
まずは、データ活用を進めるに至った経緯を簡単に説明させてください。
タイミーは、データを用いた意思決定を大切にしているのですが、
近年の組織拡大にともない、データ活用を全社的に推進するニーズが高まっていました。
一方で、データを利用するメンバーのスキルとニーズとの間に乖離が存在していることが分かってきました。
そこで「データ活用を全社的に推進するPJT」をBIグループ中心に立ち上げることになりました。
データ活用に役立つスキル
データ活用といっても人によって解釈が異なるため、
データアナリストが日々の業務で用いているスキルの言語化から始めました。
機械学習やプログラミングといった一部の職種で使われるスキルは除外して、
どの職種の方でも役に立つ汎用的なスキルを選択しています。
「課題の発見→課題の解像度の向上→検証に必要なデータの解釈→結果のまとめ」といった流れを意識しています。
講習会の開催
スキルの整理ができたので、次にスキルの意義や使い方を伝える講習会を行うことにしました。
データの価値を実感してもらうことを優先して「データ抽出」の講習会を実施して、
顧客の行動を数値で見る体験をしてもらいました。
具体的には、簡易にデータを扱えるツールとしてLookerの講習会を開催しました。
講習会をキッカケにLookerの利用者が増え、データを見る習慣が作られたと考えています。
最初はお試しで始めた講習会も、現在は毎月実施していて、新入社員の方がデータに触れる機会を作っています。
(詳細はこちらのブログをご覧ください)
次に行ったのが「論理的思考」「データ構造の理解」「データの解釈と可視化」の講習会です。
これらはデータ抽出の前後に用いることが多く、「データ抽出」の後に実施することで理解が深まると考えました。
下記のように、First Step→Second Stepと段階を踏んで進めてきました。
少人数の相談会
ここで、講習会を通じて見えてきた課題とその対応をお伝えできたらと思います。
課題として分かったことは大きく二つで、
「講習会の難易度」と「質疑応答のしづらさ」になります。
「講習会の難易度」ですが、
講習会では必要最低限の内容をコンテンツに盛り込んでいるものの、
参加者の習熟度の違いを吸収しきれていませんでした。
また、「質疑応答のしづらさ」ですが、
講習会の参加人数が50~100人になるため、質問しづらい雰囲気がありました。
特に、どのレベルの質問をして良いかが分かりづらいという声が挙がりました。
これらを踏まえて、少人数の相談会を進めようとしています。
テーマを絞った数人〜十数人の会にすることで、活発な意見が出ることを期待しています。
全社向けの講習会を定期開催しつつ、補完的に相談会を実施することで、
講習会の内容の充実にも繋がると考えています。
データ活用スキルの指標化
最後に、データ活用の測定に関してお話しできたらと思います。
全社のデータ活用を推進する上で、データ活用スキルの習熟度の把握が重要になります。
タイミー全体でデータ活用がどの程度進んでいるかが分かることで、
データ活用のPDCAが回しやすくなり、スキル習得のモチベーションにも繋がると考えます。
おわりに
この記事では、BIグループが実施している、データ活用の取り組みを紹介しました。
改めて「社内のデータ活用を進めたい」と思っている方のお役に少しでも貢献できていたら嬉しいです。
今回は全体の紹介で、個別の詳細はお伝えできていなかったので、
そちらも機会がありましたらお話しできたらと思います。
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