はじめに
こんにちは!タイミーでデータアナリストをしているhatsuです。
私は普段、タイミーの営業戦術などについての分析に携わるほか、社内でのデータ利活用を推進する取り組みを行っています。
今回は、社内のデータ利活用推進に取り組む中で、これまで定期的に開催していたBIツールの社内講習会の運営方法を見直した話をご紹介したいと思います。
従来のLooker講習会における問題点
タイミーでは、社内のデータ利活用推進のため、LookerというBIツールを導入しています。
このLookerというツールをより多くのメンバーに活用してもらうため、これまでにも社内でLookerの使い方をレクチャーする講習会、通称「Looker講習会」を定期的に実施してきました。
従来のLooker講習会はオンラインのウェビナー形式で、40~90人ほどの人数を対象に実施していました。
しかし、講習会実施時にとったアンケートや、社内メンバーとの会話の中で、従来のLooker講習会には以下のような問題点があることがわかりました。
- 受講者側の問題
- 大人数(40~90人程度)の前だと質問しにくい
- 講習会の内容についていけない
- 説明の途中に質問をしにくい
- 講師・運営側の問題
- 受講メンバーからのリアクションや質問が受け取りにくく、説明が伝わっているかがわからない
Looker講習会はLookerの基本的な使い方をマスターするための講習会であり、受講者もLookerをほとんど使ったことがないメンバーが大半を占めます。
そのため、講習会の内容が基礎的なものであってもつまずく受講者は多く、それゆえ「質問しにくい」という現状は看過しがたいものでした。
少人数制のLooker講習会の概要
これらのLooker講習会の問題点を解消するために、参加人数を10人以内に絞った少人数制のLooker講習会を開催してみることにしました。
参加者の人数を少なくすることで質問する際のハードルが下がり、講習会の内容についていけない受講者のサポートをしやすくすることが狙いです。
また、参加人数以外にも、開催方法をオンラインからオフライン(対面)に変えました。
講習会をオフラインに変えることにより、受講者のリアクションを汲み取りやすくなるほか、講習会に付いていけていない受講者を講師側のサポートメンバーが個別にサポートできるようになると考えたためです。
さらには、従来の講習会用の資料に沿って進めるのではなく、実際にLookerの操作画面を見せながら操作方法を説明するように講習会の内容も少し変更しました。
これにより、受講者は自分のLooker操作画面と講師のLooker操作画面とを見比べながら操作を覚えることができます。
少人数制Looker講習会をやってみた結果
新しい方式でLooker講習会を実施したところ、講習会の途中にも質問が飛び交い、従来のオンラインでの講習会よりも講師と受講者のコミュニケーションをとりながら講習会を進めることができました。
また、オフラインでの開催だったため、隣の座席の受講者同士で教え合う様子なども見られ、置いてけぼりの受講者が従来より生まれにくくなった手応えを感じました。
実際、講習会後にとったアンケートでも「ちゃんと初心者向けでついていけた」「初歩的な質問でもすぐに回答頂けたので、とても理解できた」などの感想が多く見られました。
Looker講習会の今後
今回実施した少人数制のLooker講習会にも、まだまだ課題は残っています。
例えば、現在の方式では一度に少ない人数しか参加できないので、社内全体へLookerの使い方を広めるには講習会の回数を重ねる必要がありますし、講習会をオフライン開催のみにしてしまうと、地方支社に所属するメンバーにLookerの使い方を学ぶ機会はなかなか提供できません。
これらを解決していくため、今回の少人数制のLooker講習会の取り組みを踏まえ、今後も継続してLooker講習会の運営方法の改善を続けていこうと考えています。
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