Timee Product Team Blog

タイミー開発者ブログ

タイミーのデータアナリストの一日

自己紹介

こんにちは、タイミーのデータアナリストチームの一員、胡です。

私の日本でのキャリアは約10年前、早稲田大学院でMBA取得を目指して来日したことから始まりました。 学位取得後、開発ベンダー企業でエンジニアとしてキャリアをスタートし、その後中小企業でシステム統括の責任者、製造業のベンチャー企業での経験を積みました。

これらの職場で、データに関する多くの課題に直面し、自らの手で社内のデータ環境を整備することもありました。 この経験が、データアナリストとしてのスキルを磨く大きな契機となり、最終的にタイミーでのキャリアをスタートさせるに至りました。

プライベートでは、2歳になる娘を持つ三人家族の一員として、忙しい日々を過ごしています。 最近では、趣味と言えばすっかり子育てに夢中になっています。子育ては日々の新しい発見と喜びに満ちており、私の人生にとって大切な部分です。 家庭と仕事のバランスを保ちながら、日々成長を続けていけたらと思います。 タイミーで働くことで、充実したキャリアを築きつつ、家族との時間も大切にすることも可能です。

部署紹介

タイミーは、急速に成長を遂げているベンチャー企業です。その成長の基盤の一つが、私たちデータ統括部です。

データアナリストは、現場のチームと協力しながら、実際の業務に即した分析を行っています。また、経営層との密接な連携を通じて、経営に関する直接的な提案を行うことも可能です。

私はプロダクトアナリティクスチームに所属し、プロダクトの改善と向上に日々貢献しています。同じ部署での同僚であるtakahideさんの記事も参考になるでしょう。> takahideさんの記事はこちら

今日は、タイミーのデータアナリストとしての一日を紹介し、私たちの業務の流れを具体的にお伝えします。それでは、さっそく始めていきましょう。

一日の流れ

朝のルーチン:

朝は7時頃に起きます。家族との朝食は一日の始まりの大切なひととき。 娘を保育園に送り出した後、9時前後に自宅の仕事スペースへと移動し、一日の業務をスタートします。 仕事を始める前に、短い時間を使ってメールのチェックや一日のスケジュールを見直します。

午前中の仕事:

9:00~11:00 フォーカス課題の分析

直近のフォーカスしている課題として、時給と勤務状況の関係性に関する分析です。

こちらは、プロダクトマーケティング(PMM)部と連携しながら進めており、得られたデータから新たなビジネス洞察を得ることが目標です。

フォーカス課題は、担当する部署の目標から派生した課題や、日々の業務から得た気付きに基づく自由研究も含まれます。

進め方としては、議論を重ねて仮説を立てて、それを検証していくサイクルを回します。この過程に置いて、PMM部との協力は非常に重要です。彼らの市場に対する深い洞察と私たちのデータ分析能力が相乗効果を生み出すことで、最終的には、この分析がプロダクト機能の拡張という形で実現されることを目指しています。

11:00~11:30 データアナリスト全体のデイリーミーティング

この時間帯は、データアナリストチーム全体でのデイリーミーティングを行います。

ここでは、チーム全員で共通の連絡事項を共有し、データアナリスト部向けの依頼タスクの対応方法について話し合います。通常、このミーティングは30分間設定されていますが、内容によっては早く終わることもありますし、新しいアイデアや施策につながる議論が盛り上がることもあります。

依頼タスクについて少し詳しく説明します。現在、私たちのチームはマーケティング、ビジネス、プロダクトといったユニットごとに分かれており、各ユニットは通常、特定の課題に集中しています。しかし、全社からのデータ抽出依頼が多数寄せられるため、これらに対応するにはチーム全体でリソースを効率的に調整する必要があります。

Lookerの導入と普及により、多くのデータ抽出は各部署が自力で行えるようになりましたが、複雑なデータ集計やLookerで対応できない項目がある場合は、依然として私たちのチームへ依頼が来ます。

これらのタスクは専門性を要求されることは少ないですが、緊急性が高く迅速な対応が求められます。メンバー一人ひとりがこれらのタスクに取り組む頻度は、週に1回くらいです。

11:30~12:00 他のメンバーのクエリレビュー

一般的に、私たちの日常的な課題や依頼タスクの成果物は、データを抽出した後、そのまま提出して完了となります。

しかし、社外向けの資料や財務に関わるデータなど、特に正確性が重要視される場合があります。こうした場合には、原則としてレビュワーを割り当てて、二重チェックの体制を取ります。

この二重チェックプロセスは、データの品質を保証し、エラーや誤解を防ぐために不可欠です。レビューは、データの正確性だけでなく、使用される分析方法や導かれた結論の妥当性についても検証します。

これにより、提供するデータと情報の信頼性を向上させ、私たちのデータアナリスト業務の品質を高めることができます。

昼休憩:

昼休憩の時間は、日によって多少前後することがありますが、基本的には冷蔵庫にある食材を使って手早く料理を作り、食事をします。

時間が許せば、10〜15分の短い仮眠をとることもあります。

午後の仕事:

13:00~13:30 依頼タスクのヒアリング

午前中にアサインされた依頼タスクの取り組みに先立ち、依頼者へのヒアリングを行います。依頼タスクの要件は通常、事前に依頼者によって文書化されていますが、より詳細な情報が必要な場合はさらなる確認が行われます。

このステップは必ず行うわけではなく、要件が明確に定義された場合は、成果物を作成した後に依頼者とイメージをすり合わせたり、結果を直接チャットで伝えたりすることもあります。

  • 使い道の確認
    • 抽出データがどの程度の規模で、どれくらいの期間使用されるかを確認し、それに基づいて適切な出力形式を提案します。また、抽出データが他の目的にも汎用的に使用できる場合、今後の依頼タスクでの流用の可能性を検討して作成していきます。
  • 項目の定義のすり合わせ
    • 項目によっては、部署ごとに基準が異なることがあります。そのため、集計条件や項目の定義を明確にしておきます。
  • 抽出項目の提案
    • 時に依頼者がデータに関するリテラシーが低い場合や、要件が十分に記載されていない場合があります。このような状況では、実際に求められている内容を詳しくヒアリングし、最適な出力方法をアドバイスします。

13:30~14:30 依頼タスクの対応、納品

先ほどヒアリングで得た結論に基づいて早速作業に取り組みます。タスクの難易度にはばらつきがあるため、完了までの時間はさまざまです。通常は30分から60分で完了するタスクもありますが、依頼者との段階的なやりとりが必要な場合は、全体として数時間を要することもあります。

14:30~16:30 フォーカス課題の分析

午前中に取り組んでいたフォーカス課題の分析作業を続けます。この作業には、集中を要するため、中断されることなく継続的に取り組むことが重要です。そのため、あらかじめスケジュールをブロックしておくことで、分析に専念する時間を確保できます。

16:30~17:00 定例ミーティング(部署連携の持続PJT)

データ統括部以外の部署と協力して進めている持続的なプロジェクトの定例ミーティングを行います。プロジェクトの性質によって、その期間は通常数週間から数ヶ月に及び、状況に応じて定例ミーティング以外の方法での連携も行われることがあります。

この定例ミーティングでは、私が社内でリリースした営業用ダッシュボードの利用状況と改善点に重点を置いています。このダッシュボードは社外向けで、営業活動における重要なツールとして利用されています。現在、社内で最も頻繁に参照されるダッシュボードの一つであり、営業効率の向上と営業レベルの平準化に大きく寄与しています。

17:00~18:00 採用面接

急速に拡大しているタイミーでは、新たな才能とスキルを持つ仲間を増やすことが非常に重要です。

面接では、候補者の技術的能力やチームとの相性、将来のポテンシャルを評価します。これには、専門的なスキルだけでなく、組織文化への適合性やコラボレーション能力も含まれます。私たちは、優秀な人材を見極め、チームと会社全体の成長を支える人材を採用することを目指しています。

18時から中抜け(あるいはそのまま退勤):

一日の仕事を終えた後の夕方は、家族との大切な時間です。

最初に保育園に娘を迎えに行き、その後は家で夕食の準備に取り掛かります。家族みんなで食事を共にし、その後は子供と一緒に楽しいバスタイムを過ごします。

毎晩ではないものの、娘が就寝する時間が近づくと、その準備は妻が担当し、私はその間に追加の仕事に取り組むことがあります。

20~21時以後:

20:00~20:30 面接の議事録完成、評価の完了

行われた面接に関する議事録のまとめや、面接評価を行います。

また、この時間を使って追加分析やタスクの整理を行うこともあります。あるいは、そのまま切り上げてプライベートで映画や読書などに充てることもあります。

こちらは私のある一日の過ごし方です。タイミーでデータアナリストとして働く中で、仕事とプライベートのバランスを保ちつつ、様々な課題に取り組む毎日を送っています。 いかがでしょうか。少しでもタイミーでのデータアナリストとしての仕事のイメージをつけたら幸いです。

勤務体系

データ統括部では、フルリモートワークが可能であり、始業時間も柔軟に設定できます。これにより、私たちは自分のライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことができます。

私の場合、育児のため、18時には仕事を切り上げることができます。これにより、家族との時間を大切にしながら、効率的に業務を進めることが可能になっています。

さらに、最近は娘が月に一度程度熱を出すことがあり、その都度スケジュールを調整したり、同僚からのサポートを受けたりしています。タイミーでは、このような状況にも柔軟に対応しやすい環境が整っています。

We’re Hiring!

私たちは、ともに働くメンバーを募集しています!!

カジュアル面談も行っていますので、少しでも興味がありましたら、気軽にご連絡ください。