はじめに
こんにちは、株式会社タイミーのデータエンジニアリング部データサイエンス(DS)グループ所属の貝出です。
私は現在タイミーで働きながら、育児しつつ、社会人大学院(修士)に通っています。今回のブログでは、仕事・育児・社会人大学院をどう調整して進めていくかについて書いていきたいと思います。
私自身の事例
簡単な私のプロフィールとしては、以下となります。
- 妻と一歳の息子の三人家族
- 妻は2023年度までは育休を取得予定
- タイミーで週5リモートワーク勤務
- JAIST博士前期課程社会人コースの社会人大学院生(2023年4月から)
となります。
もともと大学時代では別分野を専攻していたということもあり、業務を進める上で情報科学の知識や研究経験が十分でないことに課題を感じていた私は、妻の後押しもあり、2022年2月頃に社会人大学院への進学を決意しました。研究室の先生や前職の同僚の助けもあり、無事にJAISTに入学することができました。
ただ、入学することよりも修了することの方が何倍も大変であり、そのためには、育児と仕事をこなしつつ、日々の学習や研究を進める必要がありました。
日々の学習・研究時間の確保
社会人大学院生は、通常の大学院生に比べて圧倒的に時間が足りなくなります。それに加え、育児によりさらに時間がなくなります。そのため、どうにか工夫をして時間を捻出する必要がありました。
時間を確保するアプローチとして、個人的には以下をとっています。
- 育児との折り合いをつけ、時間を確保する
- 日々の学習や研究を効率的に進める
育児との折り合い
基本方針としては、子供が寝ている間に学習・研究時間の確保が可能です。そのため、
- 朝5時に起き、子供が起きるまで集中的に時間を確保する
- 子供の寝かしつけが終わってからの時間を確保する
ができます。私の場合は、早朝の 5:00~7:00 と、夜の 21:00 ~ 22:30 のあたりを確保しています。ただ、子供が6:30ぐらいに起きることもあるので、そのときは早めに切り上げたりしています。
パートナーや家族のサポートの重要性
あとは、週末や休日の仕事がないとき、妻に子供を見てもらっている時間に、学習・研究時間を確保します。ただし、ここについては家庭内で十分コミュニケーションを取り、妻の理解を得ることが必要です。また、夫婦間でバランスが崩れないように調整することも必要です。
自分が子供を見る時間は、一緒に公園や近所の公民館に行き、妻のフリーの時間をなるべく確保できるように努力しています。最近は歩けるようになって、すごく楽しそう!
日々の学習や研究の効率化
時間を確保するアプローチの2つ目として挙げた、「日々の学習や研究を効率的に進める」を実施するために、
を行っています。
効率的な勉強法や研究の進め方の文献
効率的な勉強法や研究の進め方ってそもそもどうやんの?というところを現役の学生になったつもりで再度勉強しました。参考になった本としては、以下の本があります。
学習については、「(1)こまめに復習をする と (2) 覚えたことをアウトプットする(口に出す、空で説明する、書く)」を大事にしています。あとは、時間を決めて集中できるようにして取り組むなど。
一年目は講義に集中していたため研究はあまり進んでいないですが、先程挙げた本を参考に研究の効率化も進めればと考えています。
社会人の特権のツールへの投資
社会人と現役の学生の最大の違いは時間とお金だと思っており、社会人は時間がない分、仕事で稼いだお金を使って自身の学習への投資が可能になります。
私のケースだと、論文読みやノートのために iPad Air を購入しました。便利なアプリとしては以下を利用しています。
- Good Note 6(電子ノート)
- Paperpile(論文管理ツール)
- Kindle(本)
これらのツールを用いることで、ノートや本、論文を持ち歩かなくても、どこでも学習や論文読みが可能になります!
Good Note 6 は、空白のノートだけでなく講義のスライドも読み込めるので、デジタル上でスライドに書き込めるところがとても便利です。
Paperpile は論文管理ツールですが、講義の Class Note や PDF形式の教科書として読み込んでも便利です。例えば、目次や式の番号をパースしてくれて、リンクとして飛べるようになっているので、読む効率が上がります。自分の認識している範囲だと、Good Note 6にはこの機能がないので、使い分けています。ペンやマーカーなどの書き込む機能については、Good Note 6の方が自由度が高いですね。
ストレス管理と心の健康
日々の限られた時間の中で、仕事と育児、それから社会人大学院とたくさんやることがあり、生活に余裕がなくなってしまい、知らないうちにストレスを溜めてしまうことがありました。それが原因で、眠れなかったり、いらいらしたりしてしまうこともありました。心の健康を保つためにもストレス管理に注意する必要があります。
私が気をつけるようにしていることは、
- 1,2 時間ぐらい机で作業した後は、10分ぐらいふらっと散歩したりストレッチしたりする。
- 頭が疲れて回らない場合は、ぼーっと10分ぐらい何もしない、何も考えない(瞑想といえば瞑想)。
- 眠いときは遠慮せずに寝る
- 定期的に家族内や友達のイベントを作って、全力で楽しむ
- ジムに行ったり、ジョギングをしたりなど、定期的な運動の習慣を作る
- 1日の最後は夫婦でおしゃべりをして、リラックスする
です。
また、学習や研究がどうしても予定通りにいかないことがあります。子供が熱で体調を崩したり、急遽別の予定が入ったりなど。また、自分のタイムマネジメントがうまくいかず、思ったように学習や研究が進まないこともあります。
そのようなときは一旦無理なスケジュールを引いている状態を認識して、緊急度と重要度のマトリクスを作成し、優先度の低いものからは撤退するようにしています。やっぱり無理なものは無理なので。
タイミーという最適な環境
さて、これまでは育児や大学院での過ごし方などプライベートに関する話がほとんどでしたが、冒頭にも書いた通り、タイミーでは育児や自己研鑽への支援制度があり、私のような技術職には大変ありがたい環境となっています。
育児への支援制度
タイミーでは産休・育休とは別に以下の制度があります。
- 出産休暇:配偶者が出産する際、産休・育休とは別に、出産当日までの間で3日間の特別休暇を付与(有給)
- 子の看護休:子どもの看護を目的に、子ども1人につき年間5日付与(子ども2人以上は10日が上限)
自己研鑽への支援制度
また、タイミーではエンジニアの市場価値向上につながる成長支援、学習支援、機会提供、生産性向上に資する取り組みも実施しています。そのための組織として DevEnable 室を設立し、「TDE10(Timee Dev Enable)」という、エンジニアの進化のための10の施策が進められています。
DSグループでの働き方
DSグループでは、フルリモート勤務も可能であり、フレックスタイム制(コアタイム12:00~16:00/所定労働時間8時間00分、休憩60分)であるため、個人の状況にあわせて働き方を調整することができます。実際に、保育園に通っているお子さんがいる社員は、保育園へのお迎えの時間にあわせて就業時間を調整していたりします。
まとめ
今回の事例では、私のケースが育児と社会人大学院の両立というレアなケースでしたが、タイミーでは働きながら育児や自己学習に取り組む社員がたくさんいます。当社は多様な働き方が可能な職場環境を提供し、柔軟でサポートが充実している条件のもと、異なるバックグラウンドやライフスタイルを持つ方達が活躍しています。
現在、タイミーではデータサイエンティストやエンジニアなど、一緒に働く新しいメンバーを積極的に募集しています!
また、気軽な雰囲気でのカジュアル面談も随時行っておりますので、ぜひお気軽にエントリーしてください。↓