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統計検定準1級(CBT)で、最優秀成績賞をいただいたので勉強法を紹介します

Timee Advent Calendar 2024 23日目の記事です。

こんにちは、タイミーでデータアナリストをしているyuzukaです。

先日、統計検定準1級に合格し、最優秀成績賞をいただきました🌸

弊社からは別のアナリストがすでに統計検定準1級の合格体験記を出してくれていますが、合格体験記はあればあるだけ良いと思うので、私も書こうと思います。

受験の動機

  • 社会人7年目で文系職からデータアナリストに転向しましたが、やはり専門性で周囲に後れをとっていると感じ、統計の知識を早急に身につけたいと考えていました。
  • 取得した資格は履歴書などにも書けるため、アナリストに転向してから早い段階で取得しておけば、自身のLearnabilityを証明する一助になる、という打算的な動機もありました。

学習開始時の状況

  • 文系職からデータアナリストに転向して2年目
  • 1年ほど前に統計検定2級を取得済み
  • 一応理系の学部卒だが、数学が苦手で、積分や行列の計算はほとんどできない状態に戻っていた

今回は、そんな自分の統計検定準1級対策についてご紹介します。

数学に苦手意識のある方の参考になれば幸いです。

具体的な学習方法

1. ワークブックを写経する(80時間程度)

統計検定準1級の勉強は「日本統計学会公式認定 統計検定準1級対応 統計学実践ワークブック」が主軸になると思いますが、こちらの内容をすべてノートにまとめ直しました(まとめ直すといっても、ほぼ丸写しです)。

ワークブックの内容は、数学や統計の知識が浅い自分には少しハードルが高く、軽く目を通しただけでは内容があまり入ってきませんでした。

このままワークブックを読むだけでは理解が深まらないと判断し、とりあえず手を動かしながら理解を深めることにしました。

ワークブックは300ページ以上あり、大変そうに思われるかもしれませんが、トータルで見るとコスパは良かったと思います。

1日1時間でワークブック3〜4ページ分を目安に、約3ヶ月かけてまとめ終えました。

あくまで自分が手を動かして理解することが目的であり、ノートを見返す必要はないと割り切って、綺麗さよりもスピード重視で進めました。

写経だけで内容を完全にものにできるわけではありませんが、この後の理解の進み方が大きく違ったように思います。

実際のノートの一部です。

2. 統計検定準1級に必要な前提知識のおさらい(10〜20時間程度)

  • 部分積分や行列式、固有値など、ワークブックに出てきたものでわからないものがあれば、ネットで例題を探して解いていきました。
    • ワークブックに取り掛かる前に予習しておく必要はなく、ワークブックの問題を解くうえでわからないものがあれば、その都度調べる程度で良いと思いました。
  • 最初はギリシャ文字の読み書きも怪しかったため、スマホの待ち受け画面をギリシャ文字の一覧表にしていました。
    • 読み方のわからない文字があると、内容もなかなか頭に入ってこないため、放置しない方が良いと思いました。

3. 問題集を解く(50時間程度)

  • 公式問題集(過去問)とワークブックの問題を2〜3周しました。
    • YouTubeにワークブックの解説動画を上げてくださっている方がいらっしゃり、大変理解が捗りました(URL)。
  • 試験では1問あたり3〜4分しかかけられないため、普段からスピーディーに解くことを意識しました。
    • まず問題を見て、どのジャンルからの出題なのか、計算量が多い問題なのかをぱっと見定めることが重要そうです。
  • 本番で使う電卓を問題演習中にも使用し、メモリ機能も含めて使い慣れておきました。
    • 私はこちらの電卓を使っていました。
  • 問題集に対して過学習が起きないよう、ときどきワークブック全体を読み返すようにしていました。

おわりに

ここまで、私の統計検定準1級の勉強法をご紹介しました。

  • 公式問題集やワークブックの問題を解くだけでなく、ワークブック全体の理解に力を入れたことが、好成績に繋がったのかなと思います。
  • 試験当日は、なるべく早い時間帯で受験した方がパフォーマンスが良いと思い、11:00開始の枠で受験することにしましたが、これも良かったのかもしれません。
  • 当日の問題群がたまたま自分に合っていた可能性もあります。
    • 1週間空ければ再受験できるそうなので、何回か受験してみるのも手かと思います。

何か一つでも、参考になっていれば幸いです。

ちなみに、弊社では合否に関わらず資格の受験費用を補助してもらえるため、思い切って受験しやすかったです。

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