Timee Product Team Blog

タイミー開発者ブログ

Google Cloud Professional Machine Learning Engineer 合格体験記

こんにちは、タイミーのデータ統括部でデータサイエンティストをしている小関です。

タイミーのデータサイエンスチームでは、データ分析、機械学習モデル構築に加えて、Google Cloudを主軸としたMLOps基盤の構築などの業務に日々取り組んでいます。

その中でもGoogle Cloudを主軸としたMLOps基盤の構築に関連して、Google Cloud Professional Machine Learning Engineer認定資格を社内制度も活用しながら取得したので、実際にした勉強の内容などを紹介したいと思います。
これから受験される方の参考になれば大変嬉しいです!

  • 受験の動機
  • 筆者の勉強開始時の状況
  • 勉強方法
    • 1. 機械学習をビジネス活用する際のベストプラクティス
    • 2. Google CloudのML関連サービス
      • 2.1. Google CloudのサービスをWhizlabsのコース*2に付属している練習問題を解きながら整理
      • 2.2. Googleが考える設計パターンをアーキテクチャセンター*3から理解
      • 2.3. TensorFlow関連サービス*4の概要を理解
    • 3. 機械学習統計学に関する知識
  • 合格後貰えるCertificateとノベルティ
  • We’re Hiring!
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心理的安全性の勉強会を開催しました

こんにちは、タイミーのデータ統括部でデータサイエンティストを担当している小栗です。

データ統括部は、組織内におけるデータ利活用を促進するため、データ分析、予測モデル構築、データ基盤構築などの業務に日々取り組んでいます。

今回、部署内で「心理的安全性」に関する勉強会を開催しました

この記事では、勉強会の内容をもとにして「心理的安全性」について解説したいと思います。

心理的安全性とはなにか

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Rails+Next.jsでGraphQLを導入する時に考えたこと

こんにちは、タイミー開発プラットフォームチームで業務委託として働いている宮城です。

タイミーはリリースから4年が経過したプロダクトで、2022年の前半から一部領域でGraphQLを利用し始め現在導入を進めています。 本記事では、GraphQLをプロダクトに導入する上で判断に迷った箇所や課題に対して、タイミーでの意思決定とその理由を紹介します。参考にしていただければ幸いです。

GraphQLの選定理由についてはこの記事では触れませんが、CTOの@kameike が以下のイベントで詳しく紹介する予定です。まだ参加申し込みは可能ですので、興味がある方はぜひ合わせてご覧ください。

timeedev.connpass.com

なお、本記事のタイトルはソウゾウさんの以下の記事にインスパイアされています。

engineering.mercari.com

GraphQLの「Getting Startedの次にぶつかる壁」について多く言及しており、プロダクトに導入する上で非常に有用な記事でした。合わせて一読することをオススメします。

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RubyKaigi 2022に参加しました!

こんにちは、タイミーでバックエンドエンジニアをしている難波 @kyo_nanba と申します。

今回は9月8, 9, 10日に開催され、タイミーもプラチナスポンサーとして協賛したRubyKaigi 2022の参加報告になります。

こういった大規模カンファレンスは昨今の情勢もありオフラインでの開催がなかなか難しい状況でしたが、今年は三重県津市で現地開催されるということになりぜひ参加したいという有志が集まって参加させて頂くことになりました。

なおタイミーでは自分達がお世話になっている技術やOSSに対してコントリビュートやスポンサーなど様々な面から貢献することを推奨しており、今回のRubyKaigi参加もその一環として社内参加者には移動費や宿泊費などが補助されています。感謝 🙏

また余談ですがRubyKaigiとほぼ同時期に開催されたiOSDC Japan 2022についてもスポンサーをしております。タイミーの使用している技術などに興味を持って頂いた方はぜひこちらをご覧ください。

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t_wada さんに「質とスピード」について講演していただきました

はじめに

こんにちは、フロントエンドエンジニアの樫福 @cashfooooou です。

先日、 和田卓人氏(以下、 t_wada さん)に「質とスピード」というテーマで講演をしていただきました。 この講演にはエンジニア以外の方々も参加してくれました。

僕は学生時代に t_wada さんのテスト駆動開発についての講演を聞いたことがあり、それ以来テスト駆動開発を取り入れるようになりました。

今回の講演でも、なにか気づきが得られるとうれしいなあとワクワクしながら参加しました。

  • はじめに
  • こんな講演でした
    • 冒頭で投げられた問い
    • 犠牲にされがちな「品質」とはなにか
    • 内部品質を犠牲にしたときのスピードの損益分岐点はどこか
  • 講演会の振り返り
    • エンジニアの振り返り
    • エンジニア以外の参加者の感想
  • おわりに
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CSとエンジニアを滑らかにつなぐ、タイミーでの「割り込みタスク」の運用フロー

  • 不定期な割り込みタスクは見落としやすく、振り返りづらい
  • Slack + Notionで、割り込みタスクを管理する
    • CSメンバーはNotionに起票後、Slackで報告
    • エンジニアメンバーは、Daily Standupで優先度をつけ着手
  • 職種をまたいだ依頼フローをもっと整えたい

※このブログは Cocoda さんに寄稿したものです。

タイミーでバックエンドエンジニアをしているedyです。 スキマ時間にバイトができるアプリTimeeを運営しています。

timee.co.jp

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役割を超えたインタビューから『組織として』顧客を理解する

こんにちは、タイミーでプロダクトマネージャを務めている高石 ( @tktktks10 ) です。

戦略やロードマップの策定から、プロダクトの成果を最大化するための課題発見や優先順位付けを日々の業務としていますが、今回はその中でも顧客と直接顔を合わせる「ユーザーインタビュー」を起点とした取り組みの話をしようと思います。

ユーザーインタビューの積み重ねから組織のアライメントを生み出す

タイミーでは最近新たに入社頂いたPMMの影響もあり、ユーザーインタビューの頻度を大幅に増やしています。きっかけは単に顧客解像度を上げようという至ってシンプルなものでしたが、横断的に継続する中で次第に部署や役職を超えた共通の顧客像*1(セグメント)が出来上がり、最近では全社戦略やプロダクトロードマップ、個別の施策にも引用されるまでになってきました。

一言で言えば、「横断的なユーザーインタビューの積み重ねから組織として顧客像を定義し、戦略や施策に活用している話」となります。

役割にかかわらず、同じ顧客像を向くことで価値提供の前提が揃います

組織全体で共通理解のある顧客像は、全社戦略からチームレベルの施策全てにおける主語となり、自ずと各所の取り組みが同じ方向を向く、所謂アライメントが取れている状態を生み出します。アライメントが取れている状態ではあらゆる場面でコミュニケーションコストが削減される他、マーケティング、プロダクト開発、カスタマーサクセスまでなど、一気通貫した課題解決に繋がります。

ユーザーインタビューやペルソナ、個別具体に関する記事は多いものの、実際に構築から運用までを紹介した実例を見かける機会は少ないように思い、今回はタイミーにおける実際のプラクティスをまとめました。


*1 厳密には顧客とユーザーの双方が存在しますが、ここではまとめ上げられたもの呼称として"顧客像"(セグメント)に統一することとします

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